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国立公文書館で「翔べ 日本の翼―航空発達史―」展 [博物館・美術館]

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国立公文書館

国立公文書館というと、メインタスクは公文書の整理、保管であり、地味な印象がありますが、実は、公開可能になった公文書を利用した企画展を時々やっていて、現在、「翔べ 日本の翼―航空発達史―」という企画展示が行われています。

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航空の歴史を紐解く公文書を公開。「翔べ 日本の翼―航空発達史―」が国立公文書館でスタート 貴重な文書とともにダグラス DC-6B「City of Tokyo」号のモデルプレーンを初公開 - トラベル Watch

「翔べ 日本の翼―航空発達史―」は、主に3つのカテゴリで展示されており、エントランスを抜けると、まずあるのが第一部「飛行機の導入」エリア。

日本で初の飛行機による飛行というと、公式には明治40年代と言われているのですが、公文書を紐解くと、明治10年には気球を飛ばしたという資料もあり、日本で初めて“飛行器”を考案した二宮忠八の資料や、海外の航空機に関する調査資料なども多数展示されているとのこと。

第二部は「飛行機の発達」。

帝国飛行協会が国際航空連盟に加盟した際の資料や、「航空法」制定に関する文書、ゼロ戦や後に国産旅客機「YS-11」の基本設計に携わった木村秀政と堀越二郎に関する公文書資料、初風号や純国産機「ニッポン」号や、飛行船グラーフ・ツェッペリン号の記録写真などの資料も展示されているそうです。
また、空港に関しても、東京湾を埋め立てる「東京都市計画飛行場」や「大阪第二飛行場滑走路工事青図」(現在の大阪国際空港)の設計図面なども展示されています。
また、昭和13年(1938年)に創立した大日本航空株式会社の、創立当時の様々な資料も展示されているそうです。

第三部は「占領と戦後復興」。
占領下から、徐々に規制が解除され日本の航空産業が復活していく様子を、公文書の視点から明らかにしています。
戦後占領されていた東京国際空港(羽田飛行場)の返還と在日米軍の使用領域に関する資料や、昭和26年(1951年)に創業したJALに関する資料も展示。
国産旅客機「YS-11」の海外への売り込みに関する貴重な公文書も公開されているそうです。

さらには、特別展示として日本航空の協力により、ダグラス DC-6B「City of Tokyo」号、ダグラス DC-4「阿蘇」号、ダグラス DC-8-32「富士」号などの珍しいモデルプレーンや、JAL創業時の貴重な資料も公開されているそうです。

6月28日の14時から30分間、特別イベントとしてギャラリートークも予定されており、解説を聞くことができるそうですので、ご興味がある方はどうぞ。

国立公文書館および今回の特別展は、入場無料で、開館時間は月~土曜の9時15分~17時。
千代田区の北の丸公園内にあり、アクセスは、東京メトロ東西線竹橋駅下車徒歩5分。

周辺には、科学技術館や、東京国立近代美術館工芸館、武道館などもあり、行くのなら、まとめて見て回るのがいいかと思います。

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