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「沖ノ島」の8つの構成資産が世界文化遺産に登録 [観光行政]

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沖ノ島、世界文化遺産へ 条件付きで登録勧告:朝日新聞デジタル

「宗像・沖ノ島と関連遺産群」の一部が世界文化遺産登録へ:東京おじさんぽ:So-netブログ

以前、「沖ノ島」本島以外の関連遺産は、勧告段階では、世界文化遺産から除外されそうであるとの報道があったが、

「沖ノ島」8つの構成資産すべてを世界文化遺産に登録 | NHKニュース

結局、登録申請していた「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」と呼ぶ8つの構成資産は、すべて世界文化遺産として認められたそうです。

登録されたのは、4世紀から9世紀にかけて日本と東アジアの交流に伴う航海の安全などを願った祭りの遺跡が残る沖ノ島や宗像大社辺津宮、そして、新原・奴山古墳群など、8つの構成資産になります。

地元福岡の観光業界としても、基本的に観光客が立ち入れない「沖ノ島」だけが世界遺産になっても、観光資源としては使いようがないところでしたから、周りの資産も同時に世界遺産になって、ホッとしていることでしょう。

ユネスコの諮問機関は、沖ノ島など4つの資産だけが「世界遺産にふさわしい」と勧告していましたが、日本政府は、8つの資産が一体となって信仰の場を作ってきたとして一括した登録を求め、各国に説明を続けてきた結果、7月9日の審議では、委員会のほとんどのメンバー国から、日本の説明を支持する意見が相次ぎ、遺産群について「航海の安全を願う信仰が古代から現在まで続くことを示し、価値が高い」としたうえで、「文化的・歴史的に結びついた一体のもので、その価値を理解するにはすべての資産が必要だ」として、ユネスコの諮問機関の勧告を覆し、日本が求めていた8つの資産すべての登録を決めたそうです。

・・・というと聞こえはいいですが、富士山の時の「三保の松原」と同様、懸命にロビー活動をやった結果、何とか復活できたというのが本当のことでしょう。

ただ、「三保の松原」の時とは異なり、4か所の評価が一気にひっくり返るとなると、「ユネスコの審議委員会の審議とその結果としての勧告とは何だ?」と言われても仕方ないところ。

審議委員会が、その後のロビー活動の役得を前提として、勧告段階で敢えて辛い内容を出すという、不健全な構造になっていなければいいのですが。

今回の決定で、日本国内の世界遺産は昨年の「国立西洋美術館」(東京都)に続き21件目で、文化遺産が17件、自然遺産が4件の内訳となりました。

続いて、日本は、来夏の世界遺産委員会で、キリスト教の信仰が禁教下で継続されたことを示す「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県)の登録を目指しているそうです。

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