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ユネスコ「世界の記憶」って何だ? [観光行政]

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ユネスコというと「世界遺産」の認定機関として有名ですが、

群馬県の石碑群「上野三碑」、ユネスコ「世界の記憶」に登録決定 古代日本のグローバルな文化交流などを伝える - ねとらぼ

慰安婦資料、ユネスコ「世界記憶遺産」の登録判断見送り、「... - Record China

少し前のこの二つのニュースを読んで「世界の記憶」って何だ!?と思いました。
正直初耳の言葉で、ユネスコは、そんなものも認定しているのでしょうか?

150px-UNESCO-MOW-text.svg.png

世界の記憶 - Wikipedia

一体どんなものかと、Wikipediaなどを見てみましたが、世界の記憶(Memory of the World: MOW)は、ユネスコが主催する事業の一つで、危機に瀕した古文書や書物などの歴史的記録物(可動文化財)を保全し、広く公開することを目的とした事業とのことです。

かつて日本語には「世界記憶遺産」と翻訳していましたが、「heritage」など、遺産を意味する英単語が正式名称に含まれていないことから、現在は直訳された「世界の記憶」と改められているそうですが、私自身は「世界記憶遺産」という言葉にも聞き覚えはありません。

実際、日本での認知度は低く、長らく日本からは推薦がなかったそうですが、福岡県田川市と福岡県立大学が共同で2010年(平成22年)3月、炭鉱記録画家・山本作兵衛が描き残した筑豊の炭鉱画など約700点の推薦書をユネスコに提出し、、翌2011年5月25日、697点の作品が国内初の記憶遺産として登録されたそうです。

その後は、2011年5月に日本国政府として初めての推薦した国宝の「御堂関白記」と「慶長遣欧使節関係資料」について、2013年6月に登録され、2015年には、舞鶴引揚記念館が所蔵する「舞鶴への生還 1945-1956シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」と「東寺百合文書」が登録され、今回、さらに群馬県の石碑群「上野三碑」が登録されることが決まったというのが、最初に挙げたニュースだったようです。

ちなみに、同時に審議されていた慰安婦資料は、日本からの抗議もあり登録判断見送りとなったそうですが、以前、慰安婦資料って、世界遺産に申請していなかったっけ?と不思議に思い、ニュースなどを見直したら、

いわゆる南京事件や従軍慰安婦を世界記憶遺産とすることを中国が申請した件に関する質問主意書

当時の記事では、「世界記憶遺産」という言葉を使っていたから、それで世界遺産の一種と勘違いしたみたいだな。

南京事件や従軍慰安婦の件はとりあえず置くとして、日本で登録された「世界の記憶」は、どれも一般の日本人は知らないものばかりです。

そんなに貴重なものなら、世界遺産と同様に、もっと国を挙げて宣伝してもいいのにね。

関連記事:
2019年の世界遺産候補は「百舌鳥・古市古墳群」:東京おじさんぽ:So-netブログ



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