次の世界遺産は何? [観光行政]
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仁徳天皇陵含む「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産へ登録決定 - ねとらぼ
先日、仁徳天皇陵含む「百舌鳥・古市古墳群」が、世界文化遺産に登録勧告されたことをお知らせしたが、7月6日にようやく正式に登録されたそうです。
仁徳天皇陵は、最近、誰の墓なのか諸説あり、確定していないことから、教科書では大仙陵古墳または大山古墳と呼ばれているという豆知識を聞いたことがありますが、世界文化遺産への登録では、宮内庁が仁徳天皇のお墓として管理している現実を踏まえ、おそらく、その方が、登録に有利と考えたのか、「仁徳天皇陵」という名称で登録手続きを行ったようです。
また、仁徳天皇陵というと、子供のころ、遠足で行った記憶はあるのですが、ご存じの通り、あまりに巨大なため、うっそうと木が茂った丘のようなものが見えるだけで、子供には全く面白いものではなかったなぁ。
実際、観光という面ではこれは大きな問題のようで、その解決案として、VRを活用したり、気球を飛ばして陵墓全体が見えるツアーなどの計画もしているようです。
これで、国内の世界遺産は23件目で、文化遺産19、自然遺産4となりました。
さて、世界遺産の審議は、今は毎年一国一件の縛りがあるので、来年は、日本は何の登録を狙っているのかが気になるところです。
奄美・沖縄の世界遺産再推薦を閣議了解 来年登録狙う - 沖縄:朝日新聞デジタル
東京新聞:奄美・沖縄を再推薦へ 世界遺産20年登録目指す:政治(TOKYO Web)
調べると、自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の登録を狙い、準備を進めているようです。
実は、ここは2017年に続き2回目の推薦となるそうで、その時は、ユネスコから推薦範囲の設定に問題があるとして登録延期を勧告されて取り下げました。
今回は、推薦範囲に、沖縄本島にある米軍北部訓練場跡地の広大な森林を推薦範囲に追加したり、既存のエリアも、自然保護を強調する形で見直しを掛け、再チャレンジとなるようです。
候補とするエリアは次の通り。
・奄美大島:島のほとんどがシイやカシなどの常緑広葉樹林で、固有種が多く、アマミノクロウサギやアマミトゲネズミといった絶滅危惧種が生息します。
・徳之島:スダジイを中心とする常緑広葉樹林があり、トクノシマトゲネズミ、オビトカゲモドキなどの絶滅危惧種が生息します。
・沖縄島北部:米軍北部訓練場跡地(実際にはほとんどが未利用であった)の広大な森林で、ヤンバルクイナ、ノグチゲラなどの希少な鳥類や、オキナワトゲネズミなど固有種も豊富に生息します。
・西表島:国内最大規模のマングローブ林があり、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコなどが生息します。
登録されれば、日本としては久々の世界自然遺産であり、個人的には、西表島だけでもそれに値すると思うので、是非登録を勝ち取って欲しいと思います。
さて、その次の2021年の候補も、国内ではほぼ決まっているようで、
少々地味だが最有力 次の世界文化遺産、本命はあの遺跡:朝日新聞デジタル
どうやら、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を、世界文化遺産としての推薦したいようです。
候補に含まれるのは、次の17遺跡になる模様。
・大船遺跡
・垣ノ島遺跡
・キウス周堤墓群
・北黄金貝塚
・入江貝塚
・高砂貝塚
・三内丸山遺跡
・小牧野遺跡
・大森勝山遺跡
・是川石器時代遺跡
・田小屋野貝塚
・亀ケ岡石器時代遺跡
・大平山元遺跡
・二ツ森貝塚
・御所野遺跡
・大湯環状列石
・伊勢堂岱遺跡
北海道や、東北地方に点在する縄文時代の遺跡をまとめて候補とするようですが、縄文時代の遺跡なんて日本全国で発見されているし、世界史的に見ても、同じ時代の遺跡はいくらでもあるはずで、それらと比べて「何が他と違う特筆的なものがあるから世界文化遺産なのか?」を、いかに説明してゆくのか、なかなか大変そうではあるな。
今後も、状況をワッチし、新しいことが分かれば、またレポートしたいと思います。
関連記事:
「百舌鳥・古市古墳群」が世界文化遺産登録へ:東京おじさんぽ:So-netブログ
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仁徳天皇陵含む「百舌鳥・古市古墳群」世界文化遺産へ登録決定 - ねとらぼ
先日、仁徳天皇陵含む「百舌鳥・古市古墳群」が、世界文化遺産に登録勧告されたことをお知らせしたが、7月6日にようやく正式に登録されたそうです。
仁徳天皇陵は、最近、誰の墓なのか諸説あり、確定していないことから、教科書では大仙陵古墳または大山古墳と呼ばれているという豆知識を聞いたことがありますが、世界文化遺産への登録では、宮内庁が仁徳天皇のお墓として管理している現実を踏まえ、おそらく、その方が、登録に有利と考えたのか、「仁徳天皇陵」という名称で登録手続きを行ったようです。
また、仁徳天皇陵というと、子供のころ、遠足で行った記憶はあるのですが、ご存じの通り、あまりに巨大なため、うっそうと木が茂った丘のようなものが見えるだけで、子供には全く面白いものではなかったなぁ。
実際、観光という面ではこれは大きな問題のようで、その解決案として、VRを活用したり、気球を飛ばして陵墓全体が見えるツアーなどの計画もしているようです。
これで、国内の世界遺産は23件目で、文化遺産19、自然遺産4となりました。
さて、世界遺産の審議は、今は毎年一国一件の縛りがあるので、来年は、日本は何の登録を狙っているのかが気になるところです。
奄美・沖縄の世界遺産再推薦を閣議了解 来年登録狙う - 沖縄:朝日新聞デジタル
東京新聞:奄美・沖縄を再推薦へ 世界遺産20年登録目指す:政治(TOKYO Web)
調べると、自然遺産候補「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄)の登録を狙い、準備を進めているようです。
実は、ここは2017年に続き2回目の推薦となるそうで、その時は、ユネスコから推薦範囲の設定に問題があるとして登録延期を勧告されて取り下げました。
今回は、推薦範囲に、沖縄本島にある米軍北部訓練場跡地の広大な森林を推薦範囲に追加したり、既存のエリアも、自然保護を強調する形で見直しを掛け、再チャレンジとなるようです。
候補とするエリアは次の通り。
・奄美大島:島のほとんどがシイやカシなどの常緑広葉樹林で、固有種が多く、アマミノクロウサギやアマミトゲネズミといった絶滅危惧種が生息します。
・徳之島:スダジイを中心とする常緑広葉樹林があり、トクノシマトゲネズミ、オビトカゲモドキなどの絶滅危惧種が生息します。
・沖縄島北部:米軍北部訓練場跡地(実際にはほとんどが未利用であった)の広大な森林で、ヤンバルクイナ、ノグチゲラなどの希少な鳥類や、オキナワトゲネズミなど固有種も豊富に生息します。
・西表島:国内最大規模のマングローブ林があり、絶滅危惧種のイリオモテヤマネコなどが生息します。
登録されれば、日本としては久々の世界自然遺産であり、個人的には、西表島だけでもそれに値すると思うので、是非登録を勝ち取って欲しいと思います。
さて、その次の2021年の候補も、国内ではほぼ決まっているようで、
少々地味だが最有力 次の世界文化遺産、本命はあの遺跡:朝日新聞デジタル
どうやら、「北海道・北東北の縄文遺跡群」を、世界文化遺産としての推薦したいようです。
候補に含まれるのは、次の17遺跡になる模様。
・大船遺跡
・垣ノ島遺跡
・キウス周堤墓群
・北黄金貝塚
・入江貝塚
・高砂貝塚
・三内丸山遺跡
・小牧野遺跡
・大森勝山遺跡
・是川石器時代遺跡
・田小屋野貝塚
・亀ケ岡石器時代遺跡
・大平山元遺跡
・二ツ森貝塚
・御所野遺跡
・大湯環状列石
・伊勢堂岱遺跡
北海道や、東北地方に点在する縄文時代の遺跡をまとめて候補とするようですが、縄文時代の遺跡なんて日本全国で発見されているし、世界史的に見ても、同じ時代の遺跡はいくらでもあるはずで、それらと比べて「何が他と違う特筆的なものがあるから世界文化遺産なのか?」を、いかに説明してゆくのか、なかなか大変そうではあるな。
今後も、状況をワッチし、新しいことが分かれば、またレポートしたいと思います。
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