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Fuji Xerox Art Spaceがひっそりと閉館 [博物館・美術館]

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Fuji Xerox Art Space(版画ギャラリー) : 企業情報 : 富士ゼロックス

久々にみなとみらい地区に遊びに行くことになり、他に何か見るものはないかとチェックしていたら、以前から一度は行きたいと思いつつ、まだ一度も行けてない美術館「Fuji Xerox Art Space」が、2019年3月31日で、ひっそりと閉館していたことが分かりました。

富士ゼロックスアートスペースは、2003年に旧・赤坂本社で開館して以来、2007年には六本木へ移転、その後2010年の横浜みなとみらい地区の「富士ゼロックス R&D スクエア」の1階に移転し、16年の間、さまざまな企画展を開催してきました。

井田照一展 : 富士ゼロックス

最後の企画展は、2018年10月29日~2019年1月25日に開催された「井田照一展」だったようで、その後は、実質閉館しており、3月31日は、本当にひっそりとした閉館となった模様です。

過去の展覧会 : 企業情報 : 富士ゼロックス

富士ゼロックスアートスペースで、これまで開催してきた企画展を見てゆくと、驚くのが、ほとんどが富士ゼロックスが所蔵している作品を展示してきていること。

こういう企業系の美術館というと、創業者社長の道楽で集めたアート作品を展示しているケースが多いのですが、ここはそうではなく、富士ゼロックス自体が企業として作品を収集し所蔵しているのが特徴的で、それらを基本、無料で公開してきたのです。

富士ゼロックス版画コレクション×横浜美術館 複製技術と美術家たち ― ピカソからウォーホルまで | 開催中の展覧会・予告 | 展覧会 | 横浜美術館

慶應義塾大学アート・センター(KUAC) | 富士ゼロックス版画コレクションによる 引用と創造??ウォーホル、ホックニー、オルデンバーグ

しかも、その収蔵品は、横浜美術館や慶應義塾大学アート・センターなど、外部でも企画展が開催されるほど充実しているのです。

この収蔵作品を「富士ゼロックス版画コレクション」と呼んでおり、なぜ版画かと言えば、富士ゼロックスがもともとコピー機の元祖であり、企業として、版画作品を「コピーアート」として資産継承したい意図があったようです。

富士フイルム、不正会計認識しつつ社債発行で多額資金調達の疑い…市場を欺く倫理逸脱行為か | ビジネスジャーナル

ただ、富士ゼロックスは、2017年に発覚した不正会計に端を発し、業績不振となっていたので、今回の閉館もそれが影響したのかなぁ。

「Fuji Xerox Art Space」の閉館により、定期的な公開の場を失った「富士ゼロックス版画コレクション」の行く先が気になるところですが、どこかの美術館の手に移り、また見られる機会があるといいのですが・・・

私自身、昔、赤坂に「Fuji Xerox Art Space」があった時代に、仕事の帰りに立ち寄ってみた記憶があるのですが、みなとみらいに移転後は、平日にしか開いていないことと、常設展がなく企画展がない時期は閉館していることもあり、タイミングが合わず、結局一度も見に行くことができませんでした。
今回も、みなとみらい地区に行くことになり、「Fuji Xerox Art Space」で何かやっていないかな?と思って調べたら、初めて閉館していたと知った次第です。ちょっと残念だな。

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