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話題を呼んだ渋谷区の「透明トイレ」にトラブル [観光スポット]

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THE TOKYO TOILET

渋谷区の公衆トイレを新しいコンセプトで生まれ変わらせる「THE TOKYO TOILET」プロジェクトで、202年に最初に作られた「代々木深町小公園トイレ」は、普段は半透明で中が見えるが、中に入って鍵をかけると不透明になる新機軸のトイレで、相当ニュースなどでも取り上げられ、話題となりました。

それが、今、トラブルが発生しており、再びメディアを賑わせています。


その発端となったのは、YouTubeの「コレコレチャンネルKoreTube」というチャンネルで、コレコレと名乗る人が、「 【緊急事態】透明トイレが故障して使用中に丸見え状態になっている件…女性被害者が出る前に早急に直さないと【拡散希望】」というタイトルの、このトイレの鍵を閉めても、壁が完全に不透明にならないことを指摘する動画をアップロードしたことでしょう。

これが主にツイッターで拡散されたことで、夜のテレビニュースにまでなりました。

渋谷“透明トイレ”まさかの“丸見え”…原因と対策は

とりあえずの対策として、常に不透明状態にしたようですね。

THE TOKYO TOILET に関するお知らせ

公式サイトにも、この事態についての説明が上がっていますが、要約すると次の通り。

・ガラスの表面には電源が入ると透明になり、切ると曇る特殊な粒子が貼られている

・鍵を閉めると、ガラス壁への通電が切れて曇った状態になるはずが、ガラス壁内の曇りを作り出す粒子が、気温の低下により固まるため、曇るまでに時間を要する状況となっていた

・昨冬も同様の事象が発生しており、対策として、粒子が固まらないよう、利用者がいない時には自動で通電と解除を繰り返す機器を設置している(一部報道で言及された「数分おきに透明・不透明が繰り返される」という事象は、正常な動作とのこと)

・報道を受け、現在は、常時、不透明な状態にした

気温が下がれば、不透明になるまで時間がかかるようになるというのは、素材自体の特性のようであり、それを考慮せずトイレに採用したとしたら、このトイレの設計責任者である建築家・坂茂氏の設計ミスという批判は免れないでしょう。

ただ、これをYouTubeで興奮しながら糾弾するコレコレ氏に、正直、不快感を抱く部分もあります。

というのも、私は、このトイレに2度行ったことがありますが、パネルに、トラブル発生時の連絡先電話番号も記載されていたからです。

実際、一度は、男子トイレが故障しており閉鎖されていたのですが、後で聞くと、誰かのいたずらで、物が詰まって水が流れなくなったらしい。
そういうときのためにも、故障時の連絡先が記載されているのは、ごく普通のことでしょう。

だから、トイレに問題が発生していて、それが使う人に大問題だと思うなら、常識的な正義感の人であれば、まずは問題をいち早く解決するために、掲載された電話に連絡するのが筋ではないでしょうか。

連絡して、もしその返答に問題があり、埒が明かないのなら、YouTubeで取り上げるのも分かるけど、どうやら彼はそういう手順は踏んでいないようです。

この現象は昨冬も発生していたそうですから、もし、連絡先に電話さえしていれば、少なくとも管理側も認識している問題であることや、発生している問題にどう対策するかも回答が貰えたはずです。

でも、コレコレ氏は、この問題を発見したとき、「やった!これでアクセス増やせる!」と思ったんだろうな。
だから、早く故障を直すために管理元に連絡するのではなく、問題を拡散して動画のアクセスを増やすことを最優先させた。
まるで、それが問題を解決する唯一の手段であるかのように。

こういう「バズって金を儲けるためなら、何でも利用してやる」神経の人間は、正直大嫌いだな。

こういう考えの人、最近、ドラレコ映像をアップロードする人にも多いのですが、何だかせちがない世の中だな、と思います。

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