2020年の東京オリンピックに続き、2025年の万博招致に大阪が、さらには、2026年冬季オリンピックの招致に札幌が乗り出すそうです。

安倍内閣としては、東京オリンピック後の経済の落ち込みを、立て続けの大型イベント招致でカバーする意図なのでしょうか。

2026年冬季オリンピック・パラリンピック招致/札幌市

2026年に「札幌・ニセコオリンピック」が開催? 実現すれば北海道新幹線前倒しもありそう - 旅行総合研究所タビリス

報道によれば、札幌市の上田文雄市長が、2026年の冬季オリンピック・パラリンピックの開催都市に立候補する方針を固めたそうです。

以前、冬季オリンピックは夏季オリンピックに比べても、財政負担の割に見返りが小さくて赤字続きということもあり、積極的に立候補してくれる都市があまりなく、IOCが日本に対し、立候補してくれと泣きつれたという話を聞いたことがあります。

その話があったので、札幌も、「本気ではないが、一応、立候補はする」という程度の話だという風に聞いたことはあったのですが、今回の発表を聞く限り、安倍内閣も後押ししており、本気みたいに聞こえます。

札幌市の試算によれば、既存設備を活用できるので、総経費は4,045億円で、そのうち札幌市の負担は715億円で済むとのことですが、本当にそれだけで済むと思っているのか、誰もが疑問に思うところでしょう。

土建業者にとっては間違いなくオイシイ話になるため、予実算管理も含めてよっぽどしっかりやらないと、2020年の東京オリンピックの二の舞になる気がするんですが。