ムーミンバレーパーク/2019年春に埼玉県で開業、目標来場者数100万人 | 流通ニュース以前から噂は聞いていましたが、原作者トーベ・ヤンソンのご遺族のご了解、ご協力の元、2017年春から着工する、ムーミンのテーマパーク「ムーミンバレーパーク」が、2019年春に、埼玉県飯能市にオープンすることが、公式に発表されました。
テーマパーク全体の名称は「メッツァ」といい、その中に、北欧のライフスタイルを体験できるゾーン「メッツァビレッジ」と、ムーミンの物語を主題としたゾーン「ムーミンバレーパーク」の二つのゾーンが作られ、「メッツァビレッジ」は2018年秋に、「ムーミンバレーパーク」は少し遅れて2019年春にオープンするそうです。
「メッツァビレッジ」は、宮沢湖周辺の自然を生かした約約6000平米に、自然を身近に感じられる、北欧風建築の施設やアクティビティを展開するそうです。
新鮮な地元野菜や工芸品を購入できるマーケットや、物販施設、飲食施設、各客室にサウナを完備した宿泊施設、グランピングエリア、ワークショップ施設、催事スペースなどが計画されており、こちらのゾーンは、入場無料になるそうです。
一方、「ムーミンバレーパーク」は、約7000平米の面積があり、ムーミンの物語を主題にしたテーマパークで、有料になるようです(入場料やアトラクション利用料等は未定)。
ムーミン谷や、ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷を再現し、物語に登場する灯台や水浴び小屋など、ムーミンの物語の魅力や、原作者トーベ・ヤンソンの思いを感じられる施設の用意を計画するそうです。
ムーミンの物語を追体験できる複数のアトラクションやフォトスタジオなどが用意され、また、当然ながら、オリジナル商品を展開するギフトショップやレストランなども用意されます。
このテーマパークのために、運営するフィンテック社は、約18万7000平米の土地を西武鉄道から6億円で取得し、総敷地面積は約25万7000平米、うち開発予定地は約15万8000平米で、総事業費は約150億円という大規模なプロジェクトとなっています。
レジャー施設の入場者数ランキング2016、USJとハウステンボスが過去最高、金沢21世紀美術館は35%増に ―綜合ユニコム | トラベルボイス場所は、埼玉県飯能市の宮沢湖を中心としたエリアだそうで、西武池袋線飯能駅よりバスで約15分ぐらい。
正直、神奈川県方面からは、片道2時間ぐらいは掛かりそうなので、気軽に行ける場所ではありませんが、ムーミンは好きなので、一度は行ってみたい気はしています。
目標来館者数は、両施設合計で約100万人だそうですが、アクセスにやや難があるため、それを実現するにはかなりの施策が必要そうです。
そのために、フィンテック社と埼玉県飯能市は、施設の開設や飯能市の観光振興に関して「地方創生に関する基本協定」を締結し、今後、インフラ整備などを連携して勧めるそうです。
これまで観光面では影が薄かった飯能市としても、観光資源として真剣に取り組む覚悟みたいだな。
ただ、1年目はともかく、リピータ獲得が鍵の2年目以降も、入場者数を伸ばすのは、今の時代大変だろうなと思いますね。もうちょっと、行きやすい場所だったらよかったのですが。
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