犀星、辰雄、康成、周作――軽井沢高原文庫で「130年の軽井沢」展 - ITmedia 名作文庫軽井沢高原文庫で、2016年10月10日(月)まで、夏季特別展「130年の軽井沢」が開催中とのこと。
130年前に、カナダ人宣教師によって避暑地として見出され発展してきた軽井沢ですが、執筆活動に集中したい文学者から愛される土地でもありました。
今回の企画展では、明治から昭和までに軽井沢で執筆活動を行い、活躍した室生犀星、堀辰雄、川端康成、遠藤周作などの多くの有名作家たちが、小説、詩、随筆、俳句、短歌などを通じて、どのように軽井沢を描いたのかを、原稿・書簡・絵画・初出誌・写真など約250点に及ぶ資料を基に展示を行っているそうです。
ご利用案内 | 軽井沢高原文庫
入館料は、大人(高校生以上)700円 、小人(小中学生)300円。
夏季特別展「130年の軽井沢」が開催されている10月10日まで、休館日はありません。
開館時間は、午前9:00~午後5:00。閉館時刻は早めなので、入館はお早めに。
なお、軽井沢高原文庫は、特別展以外の常設展示として、次のものも見られます。
・堀辰雄が愛した山荘を移築し内部を公開
・有島武郎が情死した別荘「浄月庵」を移築し内部を公開
・辻邦生の山荘を、生前の現地のまま保存し、内部を公開
・野上弥生子の書斎「鬼女山房」を移築し内部を公開
・中村真一郎文学碑
・立原道造詩碑
また、 8月20日(土)には、中庭にて午後2時から「高原の文学サロン」というイベントが開催されるそうです。
作家の下重暁子氏による講演「私と軽井沢 そしてタゴール」と、佐伯恵美氏によるクラヴィコード演奏があるそうですので、ご興味ある方は、電話0267-45-1175に予約の上どうぞ(参加費は一般1500円)。
アクセスは、北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」からタクシーで約10分ということで、決して行きやすい場所ではありませんが、文学好きの方で、軽井沢に遊びに行く予定があるなら、一度は立ち寄ってみる価値はありそうです。
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