筒井康隆展(世田谷文学館|世田谷|東京)|EXHIBITIONS | 美術手帖

世田谷文学館で、10月6日~12月9日の約2か月間、初の筒井康隆展が行われているそうだ。

筒井さんといえば、若い世代には、一般的には「時をかける少女」の原作小説の作者というのが、一番通りがいいのかもしれませんが、これは筒井さん作品群の中では極めて例外的作品でもあります。

筒井さんは、星新一、小松左京と共に「SF御三家」と呼ばれ、日本SFを黎明期からけん引してきた作家であり、特に初期は、ナンセンス、ブラックユーモアをたっぷり含んだスラップスティック小説が人気を呼び、次第に純文学畑でも活躍しました。
言葉狩りへの反発から一時断筆しましたが、その間、役者として名わき役で活躍し、復帰後も今でも作品を書き続けています。

その歴史は、日本SFの歴史と言っても過言ではなく、学生時代に筒井康隆全集を読み漁った私としては、これは見に行かない訳にはいかないでしょう。

期間中、休館日は月曜(ただし10月8日のみ開館し、翌日は休館)。
開館時間は、10:00~18:00(入場は17:30まで)。
観覧料は、一般 800円、65歳以上・学生・高校生 600円、小中学生 300円(ぐるっとパスで団体料金に割引)。