奥さんは、薬剤師の仕事をしており、先日、2回目の接種を受け終えたから、「接種証明書」があればいいようだが、私は、65歳以上の高齢者でもないため、おそらくオリンピックが始まるまでには、ワクチンの接種は始まらないと思われる。
だとすると、私の場合、最悪チケットを入手済の5つの競技について、競技日より前10日以内のPCR検査を受けて、「陰性証明書」を入手する必要があるらしい。
もはや開幕まで間際なのに、いろいろと疑問が湧いてくる。
・オリンピック、パラリンピックのためのPCR検査は、おそらく公費ではないから、自己負担になるのか? 一体いくらかかるのだろう?
・そうした自己負担のPCR検査というと、安価な簡易検査のようなものから、医療で使われている高価だが精度の高いな方式まであるが、どこまでの検査ならOKなのか? あるいは、オリンピック用のPCR検査を、どこか特定の場所でまとめて行うのか?
・オリンピック期間中に、医療検査体制がひっ迫した場合、確実に期間内にPCR検査を受け、結果を受け取れるのだろうか?
・たとえ、医療検査体制がひっ迫していなかったとしても、オリンピックの観客は、1試合数万人のものもあり、それだけの大量のPCR検査を、確実に受けられるようにできるのか?
・PCR検査が受けられなかった、あるいは、受けられそうになくなった場合、あるいは、PCR検査で陽性だった場合、チケットはキャンセルできるのか?
・そういえば、参加できなくなった競技チケットは、他の人に原価で譲渡できるスキームを作るという話があったが、現時点で、そんな話はどこにもないように見える。チケットがキャンセルできないのであれば、転売譲渡もできないということか?
私だけではない、薬剤師の奥さんも、疑問があるらしい。
・ワクチン接種後、それを証明するシールのようなものは貰ったが、いわゆる「接種証明書」のような書類は貰っていないという
・そもそも、「接種証明書」のような書類の書式は、全国的に決まっていないようで、自治体や病院によってもバラバラみたい
奥さんによれば、PCR検査の陰性証明書も、ワクチンの接種証明書も、電子化された証明書みたいなものはなく、書面でも所定のフォーマットがあるわけではないので、競技会場で、短時間で誰もその真偽を判断できないのではないか?という。
そこまで、考えたうえで、「陰性証明書」とか「接種証明書」とか言っているのか、大いに疑問を感じてしまうな。
【速報】代々木公園の五輪パブリックビューイング一転中止 小池知事「ワクチン接種会場に転用する」こんな状況で、直近まで、代々木公園などで、人が集まるパブリックビューイングをやるつもりでいたというから、驚くしかないが、一事が万事、判断が遅すぎるだろ。
もう、オリンピックをやるにしても、無観客でしかありえないだろうに。
私も、それぞれ競技ごとにいちいちPCR検査を受けてまで、すべての競技を見たいとまで思わないので、できれば、チケットのキャンセルができるよう、早く仕組みを考えて欲しいな。
私自身は、残念ながら、今の日本に、官僚をコントロールし、政権を担える能力がある政党は、自民党以外にないと思っている。
だとしても、今の菅総理が、総理大臣の器だとも、やっぱり思えない。
どうやっても誰からかは批判が出る状況だが、それでも思い切った決断と遂行ができる別の人に、早く変わって欲しいというのが本音だな。
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