話題のトイレに行ってきました(4) THE TOKYO TOILETプロジェクトの残り [観光スポット]
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渋谷区内17の公共トイレが生まれ変わる「THE TOKYO TOILET」プロジェクト メディア公開 | 日本財団
渋谷区の「THE TOKYO TOILET」プロジェクトで、今年誕生したトイレで、まだ見ていないトイレが2か所あったのですが、どちらも、街歩きを続ける中で、立ち寄ることができましたので、ご紹介します、。
まず、渋谷のミヤシタパークの北側にある「神宮通公園」です。
ここにあるのが、あの安藤忠雄氏設計によるトイレです。
全体が円筒形になっていて、その中に、男女それぞれ及び多目的トイレが組み込まれています。
見た目の斬新さ、インパクトは、安藤氏らしいところですが、あんまりスペース効率がよくないし、居心地もあまりよくないのも、安藤氏らしいところか。
最後に見られたのが、京王電鉄幡ヶ谷駅近くの「西原一丁目公園」に設置されたトイレです。
ここだけ、ポツンと離れた場所にあって、なかなか行く機会がなかったのですが、ようやく見られました。
併せて、見学する予定だった「声優ミュージアム」がコロナ禍以降、無期限閉館してることを知らなくて、見られなかったのは残念でしたが。
さて、「西原一丁目公園」のトイレは、建築家・坂倉竹之助氏により設計されたものだそうで、遠くから見ればシンプルな3ボックスに分かれたトイレに見えます。
近づくと、それぞれの部屋に、男女の区別がないことに気づきます。
よく見れば、3つの部屋が全て、ほぼ同じ施設を持った多機能トイレであることが分かります。
おそらく作者の意図は、「トイレのジェンダーフリー化」なのでしょう。
全ての人が使いやすいトイレの「マーク」をめぐって。LGBTとトイレの問題を改めて見つめ直す。 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」
LGBTQの問題の中で、トイレ問題はとてもセンシティブで、人により思うこと感じることがバラバラで、なかなか「こうすべき」という方針が固まらない難しい問題だと思います。
それに対し、坂倉氏は、「こうした公衆トイレは、あまり人が殺到しない場所であれば、綺麗に使いさえすれば、性別を意識しなくてもいいのではないか?」という提言を、利用者に突き付けているのだと思います。
実際、こういうデザインにすることで、様々な立場のLGBTQの方でも気兼ねなくトイレを使えますし、その観点を外しても、例えば、男性が赤ちゃんを連れてトイレに入りたいが、男子トイレに赤ちゃん用の施設がない不便も解消しますし、健常者が空いていれば多目的トイレを使えるメリットもあります。
私的には、「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの中で、このトイレのコンセプトが、一番気に入りました。
少なくとも、あまり混雑しない場所にある公衆トイレは、全てこのコンセプトでいいのではないかと思えてきました。
ということで、「THE TOKYO TOILET」プロジェクトで、2020年に完成したトイレは、これですべて見ることができました。
来年には、残りのトイレもすべて完成する予定なので、それらも、随時、機会があったら見に行きたいと思います。
関連記事:
話題のトイレに行ってきました(3) 恵比寿の3つのトイレ:東京おじさんぽ:So-netブログ
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渋谷区内17の公共トイレが生まれ変わる「THE TOKYO TOILET」プロジェクト メディア公開 | 日本財団
渋谷区の「THE TOKYO TOILET」プロジェクトで、今年誕生したトイレで、まだ見ていないトイレが2か所あったのですが、どちらも、街歩きを続ける中で、立ち寄ることができましたので、ご紹介します、。
まず、渋谷のミヤシタパークの北側にある「神宮通公園」です。
ここにあるのが、あの安藤忠雄氏設計によるトイレです。
全体が円筒形になっていて、その中に、男女それぞれ及び多目的トイレが組み込まれています。
見た目の斬新さ、インパクトは、安藤氏らしいところですが、あんまりスペース効率がよくないし、居心地もあまりよくないのも、安藤氏らしいところか。
最後に見られたのが、京王電鉄幡ヶ谷駅近くの「西原一丁目公園」に設置されたトイレです。
ここだけ、ポツンと離れた場所にあって、なかなか行く機会がなかったのですが、ようやく見られました。
併せて、見学する予定だった「声優ミュージアム」がコロナ禍以降、無期限閉館してることを知らなくて、見られなかったのは残念でしたが。
さて、「西原一丁目公園」のトイレは、建築家・坂倉竹之助氏により設計されたものだそうで、遠くから見ればシンプルな3ボックスに分かれたトイレに見えます。
近づくと、それぞれの部屋に、男女の区別がないことに気づきます。
よく見れば、3つの部屋が全て、ほぼ同じ施設を持った多機能トイレであることが分かります。
おそらく作者の意図は、「トイレのジェンダーフリー化」なのでしょう。
全ての人が使いやすいトイレの「マーク」をめぐって。LGBTとトイレの問題を改めて見つめ直す。 | LGBT就活・転職活動サイト「JobRainbow」
LGBTQの問題の中で、トイレ問題はとてもセンシティブで、人により思うこと感じることがバラバラで、なかなか「こうすべき」という方針が固まらない難しい問題だと思います。
それに対し、坂倉氏は、「こうした公衆トイレは、あまり人が殺到しない場所であれば、綺麗に使いさえすれば、性別を意識しなくてもいいのではないか?」という提言を、利用者に突き付けているのだと思います。
実際、こういうデザインにすることで、様々な立場のLGBTQの方でも気兼ねなくトイレを使えますし、その観点を外しても、例えば、男性が赤ちゃんを連れてトイレに入りたいが、男子トイレに赤ちゃん用の施設がない不便も解消しますし、健常者が空いていれば多目的トイレを使えるメリットもあります。
私的には、「THE TOKYO TOILET」プロジェクトの中で、このトイレのコンセプトが、一番気に入りました。
少なくとも、あまり混雑しない場所にある公衆トイレは、全てこのコンセプトでいいのではないかと思えてきました。
ということで、「THE TOKYO TOILET」プロジェクトで、2020年に完成したトイレは、これですべて見ることができました。
来年には、残りのトイレもすべて完成する予定なので、それらも、随時、機会があったら見に行きたいと思います。
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