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杉並清掃工場の「東京ごみ戦争歴史みらい館」 [社会見学]

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最近、テレビを見ていて、杉並清掃工場と、その中にある「東京ごみ戦争歴史みらい館」について知りました。

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東京二十三区清掃一部事務組合/杉並清掃工場

杉並清掃工場は、東京都杉並区の京王井の頭線高井戸駅前にあります。

「高井戸」というと、私は、下高井戸駅周辺に行ったことがあるだけで、その辺のイメージしかなかったのですが、高井戸駅は、そことは全く別の場所。
私は足を踏み入れたことがないエリアにあります。

現在の工場は、2017年に建て替えられたもので、茶色のタイル張りで緑に覆われており、一日に約600トンの可燃ごみの焼却が可能で、杉並区内で収集される全ての可燃ごみを処理しているそうです。

見学コースや、ゴミ処理に関する展示施設や、余熱を利用した温水プールは、こうした清掃工場ではよくあるものですが、この工場の展示施設「東京ごみ戦争歴史みらい館」は、興味深いものでした。

通常、こうした展示施設は、施設でどのようなことが行われているかを、子供でも分かりやすく説明し、大人には、ゴミ処理の円滑化のため、ゴミ出しのルールを学んでもらうためのものであることが多いのですが、「東京ごみ戦争歴史みらい館」は少し違います。


東京ごみ戦争|杉並区公式ホームページ

高度成長時代の1960年代、全区のごみの大半は、江東区の夢の島を埋め立てて処理していました。

毎年増えるゴミに、江東区では環境被害が深刻化し、都は、区ごとに清掃工場を建てようと計画しますが、各区で工場建設が進みません。
そこで、江東区はごみの受入れ拒否を宣言したことから、ようやく工場建設が進み始めます。

杉並区では、1966年に杉並清掃工場が現在の場所に建設されることが発表され、高井戸の住民は、突然ゴミ処理が押し付けられることに反発し、反対運動が起きました。

当時のごみの燃焼炉は、今より排気ガス対策も十分でなく、それはそれで、健康被害を増やす可能性のある施設だったからです。

こうした様々な動きが、当時は、「東京ごみ戦争」と称され、ニュースを賑わしたそうですが、「東京ごみ戦争歴史みらい館」は、その辺の歴史的状況から解説をしています。

私も、清掃工場の展示施設は、いくつも見てきていますが、このようなゴミ処理工場の反対運動の歴史からしっかり説明していた施設は、見たことがありません。

もちろん、2017年にリニューアルされた現在の工場は、最新鋭の公害防止設備を備え、発電効率の向上した燃焼装置を導入し、太陽光発電パネルや地中熱を利用した空調設備など、SDGsを追求した工場になっていますが、そうした技術革新が進んだのも、歴史的経緯があったからこそであることは、もっと知られるべきでしょう。

高井戸のあたりに、なかなか行く機会はないのですが、Googleマップにピンは立てましたので、近くに行く機会があれば、立ち寄りたいですね。

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